こんにちは、ウリエさんです。
2023年5月に仕込んだ醤油(1年半もの)を完成させました。
工程
原料処理
大豆を蒸す
よく洗った大豆を16時間浸水させた後に圧力鍋で蒸しました。
小麦を炒る
パンで生麦を煎りました。
生麦は市販ではなかなかお目にかかれないので通販で入手します。
麹作り
大豆に種麹を振って麹を作ります。
40℃を72時間キープするのですがここが難所です。
というのも、麹菌の増殖は発熱反応なので放っておくと60℃近くに上がってしまい菌が死滅するのです。
数時間おきに放熱できるよう天地を返さねばなりません。
発酵・熟成
塩水、麹、小麦を容器に入れ1年〜2年熟成させます。
1ヵ月ごとの櫂入れも必須です。
櫂入れサボっていたため表面が白カビだらけになり、「これ口に入れるのか…」とかなり憂鬱でした。
臭いも苦手でした。バイオ系は怖い。
主人からも子供には絶対食べさせないでと釘刺されてたので正直言うと捨てたかったです。
ろ過
固液分離して、醤油と醪に分けます。
舐めると美味しくない。
火入れ
液体部分を10分ほど加熱します。
充填
火入れした醤油を容器に充填します。
完成
コレホンマに醤油なんか?
臭いも独特やし、味も私の知ってる醤油とは非なるし、何しろ見た目がヤバい。
ですが煮物に使うと何故かめちゃくちゃ美味しく仕上がります。
妙技です。
所感
現実的な問題も踏まえると、ウリエさんが作れる調味料は味噌、塩みりん、塩麹、ポン酢くらいが関の山です。
とにかく醤油の自作は骨が折れる。
ひとつ勉強になりました。
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